ゆっくんへ

 今日はゆっくんの三回忌ですね…
 雲ひとつない晴天。ゆっくんとお別れした日も同じような快晴でしたね。
 二年前の母の日、ゆっくんは天国へ帰ってしまいましたね。
 その日以降、母の日はママにとって一生忘れることができない日になりました。

 最後の日、病院の一室で、ママの胸の中で徐々に息絶えていったゆっくんを思い出す度に涙が溢れて止まりません…
 ゆっくんが入院した時、いったい自分に何が起こっているのかわからず、夢だと信じたい気持ちしかありませんでした。かわいいゆっくんが、意識がなく、10数本の点滴に繋がれている姿を見ると、見ていられず逃げ出したくなることもありました…ママ失格だね…
 そんな時、東日本大震災が発生し、同じように家族や友人を亡くされた方がたくさんいることを知った時は、苦しい思いをしている人の多さに驚いたと同時に、「目を背けず現実を受けとめないと」と思いました。
 二ヶ月と少しの病院での看病中、〝もっと一緒にいたかった!〟〝もっといろんな物を食べさせてあげたかった!〟〝もっといろんなところに連れて行ってあげたかった!〟もっと、もっと…
 ママはゆっくんが入院してからずっとたくさんの後悔を背負ってしまいました。
 ママの腕まくらで毎日一緒に寝ていたこと、一緒にご飯を食べること、一緒にいられること、「あたりまえ」だと思っていたことが急に出来なくなってしまった時、「あたりまえ」ではなく、すべて「奇跡」なことなんだと思い知らされました。

 ゆっくんがいなくなってしまってから、どこに行っても同じ歳くらいの子供たちを目で追ってしまいます…
 いつも側にいてくれた時は、毎日の生活に追われて気づかなかったことが、いなくなってしまってから狂おしいくらい愛しく思ってしまう…勝手なママで本当にごめんね…

 ママは、ゆっくんや、ゆっくんを通じて知り会えた方からたくさんのことを教えてもらいました。
 ゆっくんを大切にお世話をしていただいたICUの皆様、ゆっくんが通っていた保育園の園長先生や先生方、皆様からたくさんのお心遣いをいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ゆっくんがこんなに周りの方からも愛されていたことはママの誇りです。
 感謝、感謝だね…

 泣いてばかりいたママだけど、笑顔のママが大好きだよとゆっくんからのメッセージをもらった時からは、笑顔を心がけてきましたが…でも今日は思いきり泣かせてください。

 大好きなゆっくん

 ママはいつもゆっくんのことを想っています。
 ゆっくんはきっとお空からママにエールを送ってくれてると信じ…
 また逢える日を楽しみに、精一杯生きていきます。

 ママの子に生まれてきてくれて
本当にありがとう…
平成25年5月8日 ママより

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