主催:西条市(愛媛県)・「千の風」手紙プロジェクト

千の風になったあなたへ贈る手紙 -募集-

「第2回 千の風になったあなたへ贈る手紙」表彰作品(応募総数1,340通)
(平成25年2月~5月募集分)


大 賞

 
「拝啓お母さん」-トリコロールに吹く風-
(村上通隆・愛媛(新居浜)・59歳男性)
脳出血により障害を持つ身になった息子のこれからを案じながらも、81歳で亡くなった母。母の死を乗り越え、障害を乗り越え、ボランティア活動に生きがいを見出し、夢だったヨットにまで再び乗ることができるようになった作者の、「もう心配しないで」との想いを母へ伝える手紙。
(作者 村上さんのお話)
 私は、心配させたまま他界させてしまった母親に対する親不孝を、長年にわたり悔いてきました。でも、この手紙の募集をきっかけに、手紙をしたため、手紙を投函した時、ずっと抱いていた鬱屈した思いが救われた気がして、何かホッとしたような気持になりました。 そして、手紙の受理通知が送られてきた時、その思いは更に強くなり、まるで故人からはがきが届いたような錯覚すら覚えました。
 私は、このような思いを抱かせてくれたこの素敵な事業を今後とも末永く続けていってもらいたいと願っています。
 この度は、このような栄えある賞をいただきまして、心より感謝いたします。ありがとうございました。
大賞「拝啓お母さん」-トリコロールに吹く風

優秀賞


 
「箱根の山の、一分八秒」
(佐々木 幹雄・東京・56歳男性)
生前、一度も話すことのなかった父の偉業。父はあの箱根駅伝を走った駅伝選手であった。アルバイト等、生活に追われ、十分な練習もできなかった中、二年連続で地獄の山登り5区を激走し、記録を1分8秒縮めた父。その父の死後、それを知った息子が父を誇りとし、新たな決意を父に伝えようとして書いた手紙。
(作者 佐々木さんのお話)
 箱根の山道に行った一週間後、国立競技場のスポーツ資料室にたまたま入ったところ、駅伝の記録があり、そこに偶然父の記録を発見しました。箱根駅伝の中でも最難関とされる5区の山上りで1年間で1分8秒も記録を縮めた父。その努力に、その資料を特別にコピーをしていただいた国立競技場の年配の事務の方も「お父さんすごいね。」と言ってくれて、生前は知る由もなかった父の勇姿に思いを馳せ、涙が溢れました。
 偶然が重なり、父の死後、その足跡を知ることになった私ですが、もう一つ偶然がありまして、今日のイベントのこの日、3月20日が父の命日なんです。いろんなご縁が重なり、あらためて父を偲び、父の姿に思いを馳せることができまして、大変嬉しく思っています。
優秀賞「箱根の山の、一分八秒」

特別賞


 
白い羽のポスト」賞
「ゆきちゃんへ」
(松場 直美・愛媛(新居浜)・45歳女性)
わずか3歳で天国へ旅立った娘“ゆきちゃん“。「白い羽のポスト」のニュースを聞いた時、その名前、形から“ゆきちゃん(雪羽ちゃん)”のポストができた!と感激し、その想いを綴った母からの娘への手紙。

※「白い羽のポスト」を手紙に取り入れてくれた素晴らしい作品で、
急遽最終選考会で本作品への
特別賞授与の提案があり、決定されました。
(作者 松場さんのお話)
 この度の受賞は、娘とこの「白い羽のポスト」に縁があっていただけた賞だと思います。昨年この手紙を西条市の図書館に娘と息子と3人で出しに来て、「白い羽のポスト」を見た時、娘と再会できた、本当にそんな気がしました。
 このような機会、ご縁を設けていただいた関係者の皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。
特別賞「ゆきちゃんへ」

名曲「千の風になって」ゆかりのまち3賞

「千の風になって」名曲誕生の地 七飯町賞

「天国のひろくんへ」
(青山 美智子・茨城・68歳女性)
家族で楽しみにしていたクリスマスイブの日に、息子を事故で失った母の、悲しみにくれた当時の回想と、それを乗り越えた今の想いを息子に伝える手紙。
(作者 青山さんのお話)
 このような素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございました。 悲しみに沈んでいた時には、その日々がこんなに素晴らしい日に続いているとは夢にも思いませんでした。
 息子は決して手の届かないところにいってしまったと思っていましたが、「千の風になって」の歌に出会って、一緒に生きているんだなあっていう思いが芽生え、それが救いになって、今日まで頑張ってくることができました。今日は陰ながらひろくんも喜んでいることと思います。ありがとうございました。
「天国のひろくんへ」
「千の風のふるさと」新潟市賞

「我家のヒーロー、雅斗へ」
(橋本 初美・愛媛(松山)・58歳女性)
難病により学生の時に亡くなってしまった息子への感謝の気持ちを綴った母からの手紙。
(作者 橋本さんのお話)
 思いがけなくこのような賞をいただきまして、感激いたしております。書くことすら忘れていた程、夢中で一気に書いた手紙ですが、今素晴らしい朗読を聴かせていただいて、感慨無量の思いです。今日は雅斗も一緒に聞いてくれていると思います。
 選出していただいた皆様方に心より感謝いたします。ありがとうございました。 (平成26年3月20日 表彰イベントにおいて)
「我家のヒーロー、雅斗へ」
「千の風になって」手紙のふるさと西条市賞

「ボクの命を拾ってくれたお姉ちゃんへ」
(島田 美貴子・埼玉・66歳女性)
不治の病で若くして旅立った亡き娘への想いを、愛犬目線で綴るユニー クな作品。
(作者 島田さんのお話)
 今年でもう3回忌となるのですが、正直母も姉も中々悲しみから立ち直ることができないでいます。そんな中、少しでもみんなが元気になってほしい、前を向いてほしいとの願いを込めて、書いた手紙です。天国にいる娘は、きっとこんな気持ちでいるんじゃないかなとの思いを込めて書きました。
「ボクの命を拾ってくれたお姉ちゃんへ」

奨励賞 10作品


「父の血」(鎌田 誠・北海道・65歳男性)

「思えば、初めて書く手紙で、ちょっと緊張です…」(岩舘 明子・岩手・50歳女性)

「征樹クン お父さんと力を合わせてね」(寺本 寧枝・茨城・65歳女性)

「これが夫婦の絆か」 (髙橋 一夫・大阪・79歳男性)

「今亡き愛妻(つま)へ」(前田 勲・山口・93歳男性)

「早春の旅立ち」    (香川 明・香川・64歳男性)

「ありがとう 母さん」(佐々木 高一・香川・66歳男性)

「春風のお父さんへ」(永野 多佳子・愛媛(松山)・54歳女性)

「やさしかったロバートひいおじいちゃんへ」 (ウェストロップ はんな・愛媛(西条)・9歳女性)

「産まれてきてくれて、ありがとう」(篠原 章江・福岡・36歳女性)


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